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★逆輸入プロ・森下響「飛びます」低弾道ショットで1打差好発進 サンケイスポーツ近畿オープン選手権
2025/10/30 19:37
「サンケイスポーツ近畿オープン選手権」第1日(30日、大阪・アートレイクGC=7122ヤード、パー72)中学2年から米国で腕を磨いた逆輸入プロの森下響(22)=AMA Lab=が6バーディー、1ボギーの67で回り、首位と1打差の3位と絶好のスタートを切った。66で回った石川大翔(23)=小野グランドCC=と城野寛登(23)=フリー=が首位に並び、45歳のベテラン、川口雅晴(フリー)も3位につけている。1994年に始まった関西ゴルフ界の秋の名物イベントは、第32回の今年でフィナーレを迎える。

自慢の豪打で好スタートを切った。6バーディーを奪い、ボギーは1つ。22歳の森下が首位に1打差の3位で初日を滑り出した。

「アイアンはよかったけど、ドライバーが荒れちゃいました。しっかり修正しないと」

ホールアウト後の自己評価は今ひとつだったが、ツアー3試合目だった9月の「パナソニックオープン」予選ラウンドで2日間ともドライビングディスタンス1位となった飛距離は、この日も圧巻だった。ワンオンを狙った337ヤードの5番(パー4)はピンまで約10ヤードの花道左のラフに着弾。7番(パー5)は残り220ヤードの2打目を5番アイアンでグリーンに運んだ。

「昔からずっとあんな感じです」という風の影響を受けにくい低弾道のスティンガーショットが特徴だが、この日はさらなる進化を見据えていた。最近では〝絶滅危惧種〟ともいえる1番アイアンを初めてバッグイン。「ラフが深い来週のACNチャンピオンシップに向けてテストしたかった。260ヤードくらいは飛びます」という新兵器だった。

中学2年のときに単身米国に渡り、昨年帰国してプロになった。同世代の久常涼、金子駆大らの急成長に刺激を受けての決断だった。「米国に残って大学でゴルフを続けるのか、すごく悩んだ。少し焦ったかな」と苦笑するが、選んだ道に後悔はない。

逆輸入プロとして、まず圧倒的な飛距離で注目を集めた。残り少なくなったツアー2年目の今季の目標は、来季の出場優先順位を決めるQT(予選会)で結果を残すこと。そのための大きな一歩となる今大会。「しっかり結果を残して、ACNチャンピオンシップ、QTに臨みたい」。首位とは1打差。逆転Vを見据えて、最終日の18ホールに挑む。(臼杵孝志)

■森下 響(もりした・きょう) 2003(平成15)年5月12日生まれ、22歳。兵庫・尼崎市出身。中学2年の秋に米フロリダ州の総合スポーツ教育施設「IMGアカデミー」にゴルフ留学。アイオワ州立大を1年で中退して帰国した23年にプロテスト合格。レギュラーツアーは24年「日本オープン」で初出場し、今季は47位だった「ANAオープン」など2試合に出場。172センチ、90キロ。


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